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開祖岩戸ごもり120周年記念 弥仙山金峰山神社祭典(4月28日)

4月28日午前10時から、弥仙山金峰山(みせんざんきんぷせん)神社祭典が執行され、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため参拝者受け入れ中止の中、本部職員のみが参拝した。雨天により綾部市於与岐(およぎ)町の弥仙山の麓にある水分(みくまり)神社からの遥拝となった。

祭典では祓式行事に続き、斎主が「開祖岩戸ごもり百二十周年記念 弥仙山金峰山神社祭典祝詞」「世界平安安全祈願祝詞(新型コロナウイルス早期終息祈願含む)」を奏上。続いて玉串捧奠、斎主先達で神言奏上、讃美歌を斉唱した。引き続き於成神社(中の宮)遥拝の後、水分神社で斎主先達で礼拝を行い、小林龍雄本部長があいさつを述べた。その後、於与岐八幡神社でも礼拝を行った。

弥仙山山頂には金峰山神社と、中腹の中の宮にある於成神社と呼ばれる神社があり、金峰山神社には木花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと)がお祭りされ、於成神社には彦火々出見命(ひこほほでみのみこと)がお祭りされている。

金峰山神社は国常立尊(くにとこたちのみこと)さまが、舞鶴湾の沖合いにある沓島から綾の聖地にお帰りになる途中、明治41年の節分の夜から約2年間ご滞在になった因縁深いお宮である。

明治34年に出口なお開祖が「岩戸がくれ」を行い、それから世界が「暗がりの世」になり、明治36年旧4月28日に開祖、出口王仁三郎聖師、出口すみこ二代教主、出口直日三代教主がそろって参拝し、二度目の天の岩戸開きがなされ、明るい日の出の御代になったといわれている。この神事を「岩戸開き」といい、木花咲耶姫命の仲介で艮(うしとら)の金神さまと坤(ひつじさる)の金神さまとの間に和合ができ、世に出ておられる神さまと、世に落ちておられた神さまとの間にも和合ができたこと、さらに大本に世継ぎが授かり、四魂がそろったお礼の参拝でもあったとされている。信徒はこちら