祭典諸行事では取材のため、参拝・参加者の写真およびビデオ撮影を行い、機関誌や大本のHP、YouTubeの「大本公式チャンネル」などにアップすることがあります。詳しくはこちら

聖師毎年祭(74年)

 出口王仁三郎聖師が昇天して満74年となる聖師毎年祭は、1月19日、京都府綾部市梅松苑の長生殿にて出口紅大本教主ご臨席、斎主・成尾陽祭務部長のもと執行された。

 出口王仁三郎聖師は明治4(1871)年、亀岡市曽我部町穴太の貧農であった上田家に出生。明治31(1898)年、26歳の時に郷里の霊山・高熊山で一週間の霊的修行を行い、徹底した万有愛と天地の恩を体得するとともに、現界・神界・幽界と過去・現在・未来の真相を極め、救世の天命を自覚。その後神示を受け綾部の大本開祖・出口なおの元を訪ね、開祖の末娘・すみこ(後の大本二代教主)と結婚して出口家に入った。
 聖師は教団を組織化し教義を整え、大正10(1921)年からは大本根本教典の一つ『霊界物語』を口述・編さんを行った。その後国際語・エスペラントを取り入れ、第一次大本弾圧事件下、密かにモンゴルに渡るなど、東アジアから世界を道義的に統一することを志し、万教同根、人類愛善を提唱し、世界宗教連合会、人類愛善会を組織。宗際化への道を開き、神教宣布を国内外で積極的に推進し、今日の教団の基礎を築いた。
 また、聖師は「芸術は宗教の母なり、芸術は宗教を生む」と主張し芸術に親しみ、文筆、書画、陶芸、詩・歌など、多方面にわたる膨大な数の芸術作品を残した。信徒はこちら