祭典諸行事では取材のため、参拝・参加者の写真およびビデオ撮影を行い、機関誌や大本のHP、YouTubeの「大本公式チャンネル」などにアップすることがあります。詳しくはこちら

平和活動

「共生の世界」実現のために【平和活動】

大本は開教当初から、神は元は一株、万教同根(ばんきょうどうこん)の教えを説き、1925(大正14)年に北京で世界宗教連合会を発会し、世界人類の恒久平和を目指す宗教的な平和運動として、人類愛善会を創立しました。
その前後からアジアの諸宗教やヨーロッパの神霊主義的な精神団体との提携を進めましたが、政府から2度にわたり弾圧を受け、一切の活動が停止。そして第2次世界大戦後、再発足してから、諸団体との交流を再開しました。
とりわけ1972(昭和47)年から欧米各地で行われた歴代教主・教主補の海外作品展がきっかけとなり米国聖公会との交流が始まり、さらに世界の諸宗教との交流に日本の宗教者として先駆的役割を果たしました。
今日、大本は世界の宗教の大同団結を呼びかけ、世界平和実現を目指して、宗際活動を積極的に進めています。

世界連邦運動に関しても、大本・人類愛善会は中核的な役割を果たしてきました。
1949(昭和24)年、出口すみこ二代教主のもと、世界連邦運動の推進を決定し、この運動を具体的に推進することになります。
1950(昭和25)年、大本の聖地がある綾部市は全国初の世界連邦都市宣言をし、2年後、亀岡市も同宣言をしました。そして1966(昭和42)年、唯一の被爆国である日本では、戦争のない新しい世界秩序システム「世界連邦」の運動に宗教者が積極的に協力していこうと、「世界連邦日本宗教委員会」が発足。
聖師の「世界を12ブロック化して、世界平和を具現する」との具体的な予言をたどるかのように、EU(欧州連合)、AU(アフリカ連合)、ASEAN(東南アジア諸国連合)、APCE(アジア太平洋経済協力会議)および汎アメリカ連合などに見られるような形で世界の統合は進んでいます。
平成14年には、大本・人類愛善会が「第2回世界宗教者の祈りとフォーラム」を主催し、「いのちの尊さ」こそが平和の基礎であり、世界連邦的平和の枠組みが必要であることが、国内外の宗教者へメッセージとして伝えられました。また、第4回人類愛善会アジア国際会議では、「世界平和はアジアから」として「アジア連合」発足に向けて第一歩を踏み出しました。
「人類愛善」「万教同根」の思想のもと、飢餓や紛争、戦争のない穏やかで平和な社会をもたらすために、宗際化、世界連邦運動を通じて、神示の万聖の大集会「神柱(こっかい)開き」を目指す活動を推進しています。