大本では、昭和45年から春の七草を食し、長寿と無病息災を祈る古くからの日本の民俗行事である「七草粥」が行われています。
日本における七草の行事は平安朝のころの宮中で始まったと伝えられており当時七日には、七種の若菜を帝に献上する若菜節会という行事がありました。
また「延喜式」には古くから十五日に米、黍、粟、稗、小豆などを材料として七種粥をつくり、供御として献上していたと記されています。
現在の七草粥はこの七日の“七草”と、十五日の“七種粥”が一緒になって残った風習です。
米の粥に七草を入れる七草粥は室町時代になってからで、一般に七草粥を食べるようになったのは江戸時代以降だと言われています。
また興味深いのは六日の夜の行事。
“七草なずな唐土の鳥が日本の土地に渡らぬさきに七草なずな”“唐土の鳥と日本の鳥とわたらぬさきに何々たたく七草たたくトントントン”などとにぎやかにうたいながら包丁やすりこぎで摘んできた七草をトントンと打つ。
中国には、正月の夜は恐ろしい鳥が飛びまわり、災いをもたらすという言い伝えがあり、人々は戸や床を打ちならし犬をほえさせて魔よけとしたという古事がある。それが日本に伝わり七草をトントンと打つことになったとの説もあるが、本来は「鳥追い」で、害鳥を追い払い五穀豊穣を祈る予祝行事が七草粥と結びついたものとみられています。
こういうことから七日に七草粥をいただくと邪気がはらわれ、一年を無事に過ごせるという言い伝えが生まれました。
冬の寒さに耐えている春の七草は、生命力も強く、栄養も豊か。野菜が豊富にある現在と違い、昔の人々にとってはこうして野草を食べることは大切な健康法であったと考えられています。
日 時:令和7年1月7日(火)
①午前9時/②午前9時45分/③午前10時30分
④午前11時15分/⑤正午/⑥午後0時45分
⑦午後1時30分(各150食・1席40分)
会 場:亀岡市天恩郷 みろく会館2階食堂
料 金:300円
※時間指定の整理券を7日午前8時からみろく会館で販売します。
日 時:令和6年1月7日(火)
午前10時30分〜午後2時30分
会 場:東京本部2階和室
料 金:無料
日 時:令和7年1月9日(木)
午前11時〜(60席・完全予約制)
正午〜(60席)
会 場:綾部市梅松苑 白梅殿(長生殿内)
入席料:1,000円(中学生以下500円)
※白梅殿にて塗りの器にて七草粥を提供いたします。ご希望の方には引き続き白梅殿にてお抹茶を提供いたします。
※七草粥に入席をご希望の方は、必ず事前に大本本部総務管理課〈TEL:0773(42)0187〉までご予約ください。【受付時間9:00〜17:00】
※定員に達し次第、予約を締め切らせていただきます。
※当日、駐車場をご利用の方は大本本部梅松苑駐車場もしくは大本寺町駐車場をご利用ください。