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日本の未来を担う子どもたちを守るために

〜新型コロナワクチンについて知っておくべきこと〜

 新型コロナウイルス感染症のワクチンとして現在使用されているmRNAワクチンは、人類に初めて使用されるまったく新しい機序の薬剤で、実際にヒトの体の中でどのように作用するのか、中長期的にどのような影響を及ぼすのかまだよく分かっていません。しかし、日本では令和3年2月に特例承認され、治験が終了しないまま接種が行われています。
 今年2月14日には5歳から11歳の子どもへの接種も開始されましたが、開始からわずか4カ月で既に23件の重篤な副反応、1人の死亡が報告されています。これは、第81回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会(令和4年7月8日)(※1)によるデータですが、19歳以下の累計で見ると、副反応の報告件数は1,916件(うち494件が重篤)、死者は8人に上っています。これらは正規のルートで報告が上がったものだけで、実際には報告されていないケースも多数存在することが、現場の医療関係者の話などから推測されます。
 それ以外にも発熱、頭痛、めまい、吐き気、動悸(どうき)、しびれ、倦怠感や、集中できない、人の話が入ってこない、理解できないといった、日常生活に深刻な支障をきたす慢性的な症状、いわゆる「ワクチン後遺症」に苦しみ、それが原因で学校に通えなくなっている子どもも多数いると報じられています。(※2)
 このように多くの健康被害を引き起こし、また中長期的な安全性も確認されていないワクチンの子どもへの接種を、本人や家族、地域を守るためという名目で、政府や自治体は積極的に推進しています。
 厚生労働省の新型コロナウイルス感染症の国内発生動向(令和4年7月26日24時時点)(※3)によると、19歳以下の重症化率・致死率は0.0%です。つまり、子どもは新型コロナに感染しても大半が無症状か軽症で治癒し、重症化することは極めてまれということです。このように重症化リスクの低い子どもへのワクチン接種については、疑問視する声が専門家からも上がっています。
 米国では今年6月、新型コロナワクチンの接種推奨年齢がこれまでの5歳以上から生後6カ月以上に引き下げられました。これを受けて、既に全米で生後6カ月以上の子どもへの接種が始まっています。日本でも今後、5歳未満の子どもへの接種が始まる可能性がありますが、安全性が十分確認されていないワクチンであるということをあらかじめしっかりと認識しておくことが、とても重要になります。
 人間の体は本来、生まれながら自然に持つ免疫によって、さまざまな病気に打ち勝つ能力を備えています。特に、重症化するリスクの低い子どもたちにとっては、どのような副反応が表れるか分からないワクチンを接種することよりも、食事から必要な栄養を摂取し、十分な睡眠を取り、自然な免疫力を高めてウイルスに負けない健康な体をつくることの方が有益であると私たちは考えます。
 新型コロナワクチンの接種は、強制ではありません。文部科学省も、接種しないことによって差別やいじめが起きないよう、周囲にワクチンの接種を強制してはいけないこと、さまざまな理由によって接種を望まない人もいること、またその判断は尊重されるべきであることなどを指導するよう求める文書を出しています。
 子どもの体は発達の途上にあります。身体的、精神的にも未熟な子どもへのワクチン接種については、特に注意が必要であると考えます。子どもたちを守るために、これまでに事実として判明している前述の情報を十分に把握した上で、極めて慎重に判断することが必要なのではないでしょうか。

※1 出典:第81回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会
https://www.mhlw.go.jp/content/10601000/000961478.pdf
※2 出典:河北新報(令和4年4月14日)
https://kahoku.news/articles/20220413khn000042.html 
※3 出典:厚生労働省新型コロナウイルス感染症の国内発生動向
https://www.mhlw.go.jp/content/10906000/000970173.pdf 

令和4(2022)年8月12日
大本本部・人類愛善会