
大本では出口直日三代教主が、茶道を取り入れ、自身も若い頃から茶道に精進しました。また綾部、亀岡の聖地に本格的な茶室を建て、来苑されたお客様をもてなすと共に、教団職員や信徒に稽古をすすめました。
大本では一年を通し、大祭やひと月ごとのみまつりを執り行い神前に献茶をします。また多くの祭典後には茶席が設けられ、信徒らは一服のお茶をいただきます。茶席も大切な祭典行事の一つとなっています。
茶席のご案内
亀岡市天恩郷では、市民の皆さまにもご入席いただけるよう季節ごとの茶席を設けています。
《季節行事》
◆初釜(1月1日〜3日) 茶室:万祥軒
◆コノハナザクラ観桜茶会(4月第2日曜日) 苑内野点席
コノハナザクラを愛でる茶席を催しています。苑内では邦楽・能楽鑑賞を楽しむことができます【有料】
◆秋をめでる夕べ 苑内野点席
仲秋の名月を愛でる茶席を催しています。苑内では邦楽・能楽鑑賞を楽しむことができます【有料】
◆除夜釜(12月31日)みろく会館:立礼席
※どなたでもご入席いただけます(席に限りがございます)
《月釜》
◆毎月19日 聖師さまの日(出口王仁三郎聖師の月命日)
第一席 11:00〜
第二席 12:00〜
第三席 13:00〜
第四席 14:00〜
第五席 15:00〜(終席)
大本本部へのアクセス
※「Google Map」を使ってお越しの場合、目的地を「大本本部(みろく会館受付:案内所)」に設定してください。
苑内マップ

出口直日三代教主が示す茶道
お茶は一つの型にはまった窮屈なもの、日常の生活とはほど遠いもの、等と思われがちですが、どうしてどうして、お茶ほど日常生活の中にとけこみ、活用できるものは他にないのではないでしょうか。立居振舞い、戸の開け締めの一つひとつにしましても、習うことによって自然に美しく無駄のない動作が出来ますし器のあつかい、お客さまへの心づかい、人に対する思いやり等々枚挙にいとまがないくらいです。
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野の花一本に美しさを感じ、自然の四季を喜び、すべてに感謝し、感激の心を忘れず、日常生活の中に自然にお茶が一体となって入りこんでいる、「お茶のある人」になりたいものだと思っています。
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わたしたちはこの教の中に、茶の心を、いただいていますが、日本の国に生まれ、この国の自然、風土の上に生をたくすお互いにとって、この国に生まれた茶を習うことは、一番美しい暮しの法を整えてくれるものと思います。わたしたちの祖先が民族的な体験から見出した茶道には、それだけのものがあると思うのです。
