祭典諸行事では取材のため、参拝・参加者の写真およびビデオ撮影を行い、機関誌や大本のHP、YouTubeの「大本公式チャンネル」などにアップすることがあります。詳しくはこちら

先祖供養(みたままつり)

 大本では、累代の祖先の神霊(みたま)を天国に救うため、神へのまつりとともに、祖霊祭祀を行っています。「子孫が行う祭祀の善徳によってその神霊は向上するものである」(出口王仁三郎)と示されていますように、祖霊祭祀は子孫の大切なつとめです。 

先祖に届く子孫の真心

 亡くなられた方の霊魂の〝霊界での籍〟が決まるのは、通常五十日で、この期間は、この世との関係が特に密接であるため、子孫はその霊魂に向かって〝神さまのご神徳でより良いところへ行けますように〟と願い、亡くなられた方の霊魂をできる限り手厚く慰めることが必要になります。五十日を過ぎた後も、毎日のお祈りやお供え、年祭や慰霊祭など、心から丁重なおまつりを行うことが子孫の大切なつとめとされています。
 この世(現界)とあの世(霊界)とは密接な関係にあるため、子孫が霊界での先祖の幸せを祈る想いは、先祖の霊魂に必ず届き、救いと喜びと栄えをもたらします。
 また、あの世でもこの世と同じような生活が営まれていることを知らねばなりません。この世での真心からのお供え物は、霊界での生活(衣食住)に必要なものとして届き、先祖の心豊かな暮らしの糧(かて)になります。
 同時に、霊界での先祖の歓喜の想念は、この世にも伝わり、子孫の家庭円満や幸せ、発展をもたらすのです。

祖霊社と万霊社

 大本の祖霊社では、神さまのご守護のもと、各家の先祖の霊魂を、神式で手厚くおまつりしています。また、遠縁、知己など一般の方の霊魂を祖霊社でおまつりし、お救いする「幽家合祀(かくりやごうし)」という道も開かれています。
 万霊社では、日本をはじめ世界各地で起こる自然災害や戦争、飢餓、不慮の事故、事件、自死、死刑などにより犠牲となられた諸々の霊魂もおまつりしています。