神人一致(しんじんいっち)
神(かみ)は万物普遍(ばんぶつふへん)の霊(れい)にして
人(ひと)は天地経綸(てんちけいりん)の主体(しゅたい)なり、
神人合一(しんじんごういつ)して
茲(ここ)に無限(むげん)の権力(けんりょく)を発揮(はっき)す
大本は、神について、人について、神と人との関係について示した聖言を「教旨」としています。人は、神のみ心を腹の底から理解し、神のみ力を受け、神と人とが一体となって人類の理想の世界を築いていくことをうたっています。
「神は万物普遍の霊」とは、神はこの世一切を創造されたご存在であり、この世一切のものには神の普遍的な霊が宿っているということです。
「天地経綸」の天とは、地上に対する宇宙であり、現実世界に対する霊の世界をも意味します。ここでいう天地とは、霊界・現界を合わせた全宇宙を指します。経綸とは、整え治めることです。
私たち人間は神の代行者として、神の願われる理想世界の実現に向けて、宇宙全体を整え治めるために構想し、実践していく責任者です。
人間は神が創造されたすべてのものの霊長であり、神の願われる理想世界を実践していくために、神から絶大なる知恵と力を授けられているのです。
人はこのような雄大な使命を頂いていますが、その使命を果たすには、神人合一することが絶対の条件です。神の心を心とし、神の力を身に受けてこそ、この使命を遂行し、限りない権威と力徳を発揮することができるのです。
三大学則
一、天地の真象を観察して、真神の体を思考すべし
一、万有の運化の毫差なきを視て、真神の力を思考すべし
一、活物の心性を覚悟して、真神の霊魂を思考すべし