９月１日午後１時から出口王仁三郎翁顕彰会 記念講演会「農は国の本なり〜 食と命を守る〜」が鈴木宣弘東京大学大学院農学生命科学研究科特任教授を講師に迎えて開催された。本講演会は大型大風の接近により、オンラインでの配信となった。
講師は日本の食をめぐる状況について、ウクライナ危機によって食糧争奪戦が激化していることを紹介した。また、それを踏まえ浮き彫りになった日本の食料自給の根本的問題点や食料自給率、昆虫食、培養肉などの政策の疑問点について詳しく言及した後、これからはオーガニック学校給食が鍵となると話し、子どもを守る政策強化は波及効果が絶大であり、社会全体の幸せにつながることを解説。江戸時代に循環農業として世界を驚嘆させたその底力を発揮し、みんなで作り、みんなで食べるための安全な食料を守ることも国防ではないだろうかと述べ、明るい未来のため生産者、地域、行政みんなで頑張っていきましょうと締めくくった。
出口王仁三郎翁顕彰会 記念講演会（９月１日）
