8月4日午後1時から、比叡山宗教サミット37周年「世界平和祈りの集い」が、比叡山延暦寺(滋賀県大津市坂本)に会場に開催され、大本本部からは出口紅大本五代教主をはじめ、小林龍雄本部長らが参加した。
午後1時から、延暦寺会館で平和の式典が行われた。開会にあたり阿部昌宏天台宗宗務総長があいさつ。引き続き「平和を語る」ではペシャワール会PMS(ピースジャパン・メディカル・サービス)支援室室長の藤田千代子氏が演題に立ち、「平和の力を信じ~中村先生の意志を継いで~」と題して故中村哲医師とともに尽力したパキスタン・アフガニスタンでの平和医療活動について述べた。次いでユニセフ支援金寄託式が行われた。
午後3時20分からは屋外で平和の祈りが行われた。はじめに次世代を担う宗教者代表2名が比叡山メッセージを朗読。続いて教派神道連合会を代表して出口紅教主、また新日本宗教団体連合会代表、全日本仏教連合会代表、日本キリスト教連合会代表、神社神道代表、日本ムスリム協会代表ら8名が壇上に上がり、最後に主催者代表・大樹孝啓天台座主が登壇。「世界平和の鐘」が鐘打される中、参加者約420人と共に平和の祈り(黙とう)をささげた。次いで、大樹天台座主があいさつ。続いて、世界仏教徒連盟会長およびローマ教皇諸宗教対話省長官からの平和メッセージが披露され、獅子王圓明延暦寺執行が閉会のあいさつを述べて式典を終了した。