祭典諸行事では取材のため、参拝・参加者の写真およびビデオ撮影を行い、機関誌や大本のHP、YouTubeの「大本公式チャンネル」などにアップすることがあります。詳しくはこちら

弥仙山・金峰山神社祭典(4月28日)

428日、午前11時より弥仙山・金峰山神社祭典が綾部市於与岐(およぎ)町の弥仙山山頂で執行された。
 祭典は祓式行事に続き、斎主・成尾陽祭務部長が「弥仙山・金峰山神社祭典祝詞」「世界平安安全祈願祝詞」を奏上。次いで玉串捧奠、神言を奏上、讃美歌を斉唱した。その後下山し、雨の降る中で中の宮(於成〈おなり〉神社)、水分(みくまり)神社でそれぞれ礼拝が行われた。於与岐八幡神社の礼拝は雨天のため、隣接する弥仙会館からの遥拝となった。 続いて四方道広綾部祭祀センター長があいさつに立ち、直会に移った。直会後には地元住民による甘酒接待が行われた。

 

【弥仙山とは】
綾部盆地の東北に位置する弥仙山は梅松苑から約20キロ、綾部市於与岐町にある標高664メートルの霊峰です。
山頂の金峰山(きんぷせん)神社には木花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと)がお祭りされ、中腹の中の宮(於成神社・おなりじんじゃ)には彦火々出見命(ひこほほでみのみこと)がお祭りされています。
金峰山神社は国常立尊(くにとこたちのみこと)さまが、舞鶴湾の沖合いにある沓島から綾の聖地にお帰りになる途中、明治41年の節分の夜から約2年間ご滞在になった因縁深いお宮です。
明治34年に出口なお開祖が「岩戸がくれ」を行い、それから世界が「暗がりの世」になり、明治36年旧4月28日に開祖、出口王仁三郎聖師、出口すみこ二代教主、出口直日三代教主がそろって参拝し、二度目の天の岩戸開きがなされ、明るい日の出の御代になったといわれます。この神事を「岩戸開き」といい、木花咲耶姫命の仲介で艮(うしとら)の金神さまと坤(ひつじさる)の金神さまとの間に和合ができました。また、世に出ておられる神さまと、世に落ちておられた神さまとの間にも和合ができたこと、さらに大本に世継ぎが授かり、四魂がそろったお礼の参拝でもありました。

金峰山神社祭典
弥仙山に咲くヤマシャクヤク
中の宮(於成神社)礼拝
水分神社礼拝
於与岐八幡神社
昨年ふき替えられたばかりの屋根